スプリント治療
当院での「スプリント治療」とは、今の状態の噛み合わせにスプリント(上顎にはめるプレート)を装着する事により、下顎に付着している筋肉の緊張を和らげます。
上下顎の噛み合わせが歯の凸凹に左右されずに下顎を安定した再現性のある位置に誘導していきます。
顎関節症の方には特に有効的です。
顎関節症
- »口の開閉時に顎の音がなる。
- »口が大きく開かない。
- »あごを動かすと音がする(関節雑音)
- »噛み合わせに違和感がある
そんな症状がある方は注意が必要です。
顎関節症は、近年若い女性に急増中です。自然に治る軽症から、仕事や私生活まで影響を及ぼすほど支障が出る重症な患者様もおられます。
原因は様々ですが、簡単に説明すると食事中の噛むときの癖であったり生まれ持った噛み合わせの悪さなどがあります。
放置しておけば体のバランスを崩す事となり、疲れやすい体になったり、肩コリ・腰痛・など口腔部以外に影響が出ますので顎関節症と、より真剣に向き合って改善していくことが大切です。

その他スプリントの使い方

睡眠時無呼吸症候群は睡眠時から鼻からのどにかけて上気道が狭くなり起こりうる睡眠呼吸障害です。
呼吸をしにくくなることで眠りが浅くなり疲労感や集中力低下を感じるようになります。さらに悪化していくと高血圧や心臓疾患などにつながる恐れがあります。
また、大事な時に眠気や集中不足で事故を起こす例もあげられます。
方法としては、睡眠時にスプリントを使用して舌や喉の気道を確保します。難しい治療をすることもありません。
※睡眠時無呼吸症候群は内科診療の診断書が必要となります。

相手にも優しく、自分の力を120%引き出す愛歯のスポーツマウスピース。
マウスピースは、「マウスガード」あるいは「マウスプロテクター」とも呼ばれます。
スポーツ(特に体が激しくぶつかるような種目)時の口腔内のケガを予防するため、通常は上顎の歯を被うように、U字型の衝撃を吸収するような軟らかい素材(主にEVA樹脂を吸引成型)で製作します。
マウスガードの一番の目的と効果は「外傷の防止、軽減」で、歯が折れたり抜けたり、骨が折れたりするのを防止あるいは軽減するために装着します。
スポーツ時には、人やモノとぶつかったり、急な動きのために歯で舌や口の中の粘膜や唇を傷つけてしまったりすることがよくあリますが、歯は本来、食物を食べるための刃物の役割も持っており、この歯をカバーすることで、口の切り傷は激減し、マウスガードを装着している本人のみならず歯で相手を傷つけることの防止も期待されます。

寝ている間に私達は歯を噛み合わせています。その際に発生するのが歯ぎしりです。
歯ぎしりの原因として、第一に考えられることは日常のストレス。
そして、顎の筋肉のバランスを悪くして起こる歯ぎしりです。